
連休中に旧日テレの隣、四番町のフレンチ「オー・グー・ドゥ・ジュール」に行ってきた。オーナーがシェフやソムリエではなく元「ブルギニオン」のギャルソンだった岡部一己、シェフは元「オストラル」の中村保晴という布陣で、きめ細やかなサービスとハーフ・ポーション(オストラルのお得意)が人気。なかなか予約の取れないお店です。で、祝日のよる6時に予約を取って出かけたんですね。開店の6時を過ぎるとほどなくほぼ満席。フロアのサービスは3名で、もちろん岡部氏もいます。アペリティフに頼んだシャンパーニュが、ブーブクリコのロゴ入りで出た上冷えてなかったのでまずガックリ。ま、気をとりなおしてオーダー。前菜に野菜のテリーヌ・モザイク風とフォアグラの料理法三種に鶉のサラダ、メインは子羊のプロバンス風とアカザエビにポテトをまいて焼いたもの、というチョイス(二人で)。あ、アミューズはチーズとベーコンのブリュレでした。さて、ワイン。赤一本でいくとして、フランソワ・ラマルシェのボーヌ・ロマネ1999に。香りも味も大当たりでした。なにより、フォアグラとぴったりの相性です。料理法三種とは、ポワレとフランとテリーヌ。一番上がカリカリに焼いたポワレ、その下にトロリとしたフラン(茶碗蒸しみたいな感じ?)があり、さらに一番下にカシッとテリーヌの台があるという寸法。三つの異なった食感がインクレディブル。鶉のサラダも紫色した蕪やエンドウ、アスパラなどがふんだんでソースも程よい甘さで

美味。子羊は少々脂身が多めなのと付け合せのジャガイモと茄子のガレットがにんにく風味強かったのが残念。サービスが人気なお店だけあって、フロアは全員元気で陽気。ちょいとやりすぎの気もありましたが…。しかし、このチョイスとワイン(もちろんデザートもいただきました)で3万ちょっとなら大合格でしょう。おしむらくは、エビに透明なガラスの器を使っていたのがちょっと興ざめだったかな。