
あなたは12月25日、クリスマスの夜にテレビを見ましたか? まあ、心静かに音楽聴きながらディナーを楽しむのが正しいウェイ・オブ・ライフなんでしょうが。フジのよる9時からの「X’Smap~虎とライオンと五人の男~」、見てしまったんですね、僕は。で、これがどうかというと…。脚本は「ホテルビーナス」の麻生哲郎。監督は「下妻物語」の中島哲也。内容はというと、ドラクエの世界プラス・スタジオジブリって感じかな。キムタクと香取が泥棒。中居が警官。吾郎がデパートの社長。そしてクサナギがカレー屋。って感じ。全体のストーリーは、クリスマスの夜に孤児院を脱走してきた2人の子供が里子に行った同じ孤児院の女の子に会いに行く。里親である阿部寛の画家の家から泥棒は高価な絵を盗もうとする。しかし最後にはクサナギの正体が○○○と判って…。みたいな感じ。面白かったのは、画商役の阿部サダヲとメイドの市川実日子かなあ。ミュージカル仕立てと画質がコマーシャルみたいというか、フィルムっぽくてちょっと馴染めなかったけど。実は僕は好きだったな。ただし、本編ドラマの前と後にスマップによる御託がくっ付いてて邪魔なのと、尺を埋められなかったのか、中島信也による「おまけ」なるショートドラマもくっ付いているのが本当に邪魔だった。純粋に本編だけで、夜11時くらいから放送したら、もっと良かったのにね。視聴率も11.2%と振るわなかった。ううむ、残念。