
本屋に行くと幻冬舎から出た新雑誌がならんでいる。表紙は中山美穂のポートレートで題字は英語「papyrus(パピルス)」というタイトルだ。一見、一般誌のような風体で面白みを感じさせないのだが、中味はちょっと面白い。結局のところ、文芸誌であって、執筆者は福井晴敏、あさのあつこ、乙一、川上弘美、豊島ミホ、大崎善生の小説に加えて、中谷美紀、中田英寿、安野モヨコ、伊坂幸太郎、中村勘太郎、村上龍、リリー・フランキー、乙武洋匡、たかのてること言った面々のエッセイという豪華ラインナップである。目玉は表紙にもなっている中山美穂のロングインタビ

ューで、まあ話題性もない訳ではない。これで730円は高いのか安いのか判断しがたいが、とりあえず、これからに期待したい。雑誌は出し続けることが肝要なのであって、カストリにならないようにがんばってくださいね、幻冬舎さん。余談だが、この中で中田英寿が書いている、彼オリジナルデザインのフランク・ミューラーはちょっと魅力的だ。世界に3本しかないそうだが、漢字での時刻表示がオサレである。ちょっと涎が垂れちゃいましたよ。