広島の老人ホームで7人の死者を出したノロウイルスの集団感染。その後も続々とノロウィルスによる死亡者が明らかになって、現段階でこの冬すでに14人が死亡しているという。感染者も8000人を越えたそうだ。突然人がバタバタ死ぬ新型ウィルスが発生したのか、こりゃ大変だ。と思っていたら、ちょっと違うのですね。牡蠣などによくいる小型球形ウィルスの呼び名が変わっただけだったんですね。もともと発見されたのがアメリカ、オハイオ州ノーウォークという町の小学校で発生した急性中毒の患者から発見されたため、当初はノーウォーク・ウィルスと名づけられたんですが、それが小型球形ウィルス(SRSV=Small Round Structured Virus)と言われるのが普通になった。ところがもう一つ小型で球形をしているウィルスが発見されたために、2002年、発見地名をとってノロ・ウィルスに正式に決めたんだそうです。なあんだ。日本でも毎年多くの感染者を出してきた、おなじみの食中毒のことだったんですね。