ストレートプレイというんでしょうか。Bunkamuraのシアターコクーンに「ディファイルド」というのを見にいってきました。出演は、大沢たかおと長塚京三。原作はイギリスの劇作家・リー・カルシェイム。翻訳は小田島恒志。演出は鈴木勝秀。とまあ、まっとうな演劇好きが好みそうな座組みです。僕としては、「笑の大学」以来の二人芝居。いやあ、翻訳ものは笑いがなくて辛かったな。話は単純。図書館に勤める司書ハリーは図書目録カードの廃止に反対して図書館に爆薬を仕掛け立て篭もる。それを説得しに来た刑事がブライアン。説得とも拒否とも言える会話を続けるうちに、二人の間に奇妙な親近感が生まれる。という話。なのだが。どうも、現実感はない、俺には。後で、一緒に見に行った人に「defiled」は、逆にすると「delifed」になる、と聞きましたが、そんなこと言われてもねえ…。はあはあ、「defiled」は「汚された」で、逆にした「delifed」は命を失う、つーことすか。ま、日本人には関係ないと思いますが。写真は、その図書目録カード。