マドンナと離婚が話題のガイ・リッチー、最新作が「リボルバー」。ガイ・リッチーの映画って、「スナッチ」しか見てないんだけど、新橋文化で「フィクサー」と2本立てだったので、エイヤッ!と見たのです。とりあえず、オープニングから不良な感じ満点の映像で期待は高まります。出てくる奴らがどれもこれも、一癖もふた癖もありそうで。スタイリッシュ・ピカレスクって感じなんでしょうかね。主人公は出所したすご腕ギャンブラーのジェイク(「トランスポーター」のジェイソン・ステイサム)。対するはカジノ王のマカ(レイ・リオッタ)。どっちもヒリヒリの悪役面で、のっけからカジノでギャンブル対決です。勝ったジェイクに殺し屋を差し向けるマカ。てな展開なのです。製作はリュック・ベッソンだし。おお、間違いなかったか、と思ったのですが…。暗黒街の心理戦を描こうとしたのでしょうが、ちょっと考えすぎになったのかな。後半、ちょいと映画的には破綻していくのですよねー。ま、でもね。カッコイイ映像楽しむなら、いいのかも。「ソプラノズ」のヴィンセント・パストーレも出てくるし。往年の「新・仁義なき戦い」的に楽しむのが正解かもね。