あっちこっちの
サイトや
ブログで取り上げられていて、興味津々だったのが、このお店。人に寄っては最強の激辛カレーと表現する方もいて、激辛好きとしてはほっておけません。という訳で、大阪出張の新幹線を少々早めに乗り込んで、南森町・天神橋商店街へと足を運びました。到着時刻が11時20分だったのと折しもの雨のおかげで並ばずに入ることができました。店内は昭和40年代の喫茶店という感じです。3辺あるカウンターとベンチ式の椅子で7人入れるようです。カウンター内の厨房では、髪を黄色く染めた年配の女性がご飯のお櫃とカレーの寸胴と格闘しております。壁に書かれたメニューには、ただ、カレー900円、たまご50円、ルウ(持ち帰り)700円とあるのみ。単一メニューのお店なのです。あとはお水とカウンターにニンジンのピクルス(無料とり放題)があるのみなのです。で、カレーを注文。聞いてはいたのですが、ご飯の盛りが異常に多いということで、「ご飯少なめにたまご」と注文するお客さんが多いようです。辛さをたまごで中和するんですね。あえて、朝を抜いてましたので僕は通常で。確かに、確かに、ご飯が多いです。ご飯茶碗なら3杯以上かな。丸くて白いお皿にまんべんなくご飯が盛られます。高さで3センチはありますね。そして、そこにルウ(これは少なめ。というのもカウンター上におかわり用の追加ルウがあるからです)と別に煮込んだ肉(特にスジ肉が多いようです)が盛られます。多少緊張しながら、一口目をスプーンですくって口元へ。ん。確かに辛いけど、それほどでも…。これなら食べられますね。デリーのカシミールの方が辛いですよ。お店の壁に唐辛子が飾ってあったので、もしかしたら赤唐辛子をドッと入れたような味かとも推測したのですが、そうでもありません。しかし、食べ進むうちに頭のてっぺんから汗がどくどくと。さらに両目からは涙までぼろりぼろりと出てきます。メガネが曇ってカレーが見えない位。いったいどういう成分が入ってるんでしょうか? しかしまあ、大量のご飯でしたが、カウンターのルウを3回おかわりして完食いたしましたよ。上半身汗と涙まみれになりつつも、おばちゃんに900円を支払い、店の外へ。この時点で11時50分だったでしょうか。驚くなかれ、そこには数人の行列が出来ていたのです。雨ザアザアなのに…。近くの喫茶店でアイス・コーヒーを飲みながら、冷静に分析。辛さは僕の中の最強極辛を100とすれば、70という感じ。赤唐辛子が強い感じでもないが、青唐辛子の香りはしない。といって、カシミールなどに見られる香辛料を使い尽くしたかのような黒さもない。まずいかと言えば、そうでもなく、う
まいかと言えば、そうでもない。ただし、いかにも大阪的なモツとスジの煮込み風な肉は評価できる。値段と量と辛さを総合的に判断すると…。僕が大阪に住んでいたら、ふた月に1回くらいは通ってしまうかもしれませんね。このお店、一番有名にしたのが作家の
室井祐月さんのブログ。「昼から酒をしこたま飲んで、長時間セックスしたような…」という表現は、まさに言いえて妙でございます。ある程度、辛さに免疫のある方は、一度お試しいただくのも一興かと…。
ただし、
こちらのブログによると、おばちゃんは相当の腰痛持ちらしく、辞めることも考えているとか。いつまで、食べられるのでしょうか。