ここのところ2ヵ月ほど、ぜーんぜん映画を見てなかったんです。それが突然見たくなって。とりあえず、時間のあう「M:I:Ⅲ」を見てきました。例のトム・クルーズの。「スパイ大作戦」のリメークの。3作目。たいして期待はしてなかったんですが、思ったよりもつまんなかった。も少し早く行って「パイレーツ・オブ・カリビアン2」見りゃよかったかな。で、「ミッション・インポッシブル」シリーズは、1作目はブライアン・デパルマ、2作目はジョン・ウーが監督で、それぞれそれなりに面白く出来てたんですよ。だから3作目にも軽く期待したんです。ところがこの作品、監督が何回も交代してるんですね。最初「セブン」のデビット・フィンチャーが起用されたんだけど途中で降板。次に「ナーク」のジョー・カーナハンだったんだけど、また降板。で結局「LOST」とかテレビドラマをいっぱい撮ってるJ・J・エイブラムスに落ち着いたそうです。さて第3作が選んだテーマはイーサン・ハントの恋愛と結婚。イーサンはすでに現役を退いて教官になっています。ミッション遂行からは開放され、看護婦であるガールフレンドのジュリアと幸福な生活をおくっています。そこに起こったのが指導した中でも最高の教え子である女性エージェント・リンゼイが武器商人デヴィアンに拉致されたという事件。救出のために現場に復帰するイーサン。というような発端で、フィリップ・シーモア・ホフマン扮するデヴィアンとの戦いが縦軸なのですが、
そこに一般人であり最愛の妻であるジュリアがからんでくるのです。卑怯にも妻を人質に戦いを挑んでくる敵との葛藤。舞台は、ベルリンからバチカン、そしてシャンハイへ。という展開なんです。まあ、3作目にして、新味を出そうとして、スパイのプライベートをテーマにしちゃたんですね。個人的にはそういうのよりも、スパイ大作戦チームの、胸のすくような活躍が見たかったんですよ。スパイが妻に抱く愛とかは、あんまし、興味ないし。もちろん撮影も大掛かりだし、変装やトリック、小道具も面白いんですけどね。これは、DVDで見てもよかったかな。