三谷幸喜監督第3作にあたる映画が「THE有頂天ホテル」。ホテルを舞台にした群像劇ということで、まあ三谷さんの本領発揮というところでしょうか。公開は来年だそうですが、ひと足お先に見てまいりました。ホテルの副支配人でメイン主人公に扮するのが、役所広司。脚本が映画化された「笑の大学」に続く主演です。その補佐役のホテルウーマンが戸田恵子、汚職政治家に佐藤浩市、その元愛人で客室係が松たか子、歌手を目指すベルボーイが香取慎吾、他、原田美枝子、唐沢寿明、津川雅彦、伊東四朗、西田敏行、篠原涼子、生瀬勝久、麻生久美子、YOU、オダギリジョー、角野卓造、寺島進、、近藤芳正、川平慈英、梶原善、石井正則とまさに綺羅星の如き、出演陣が大晦日のホテルで繰り広げられるドタバタを演じるのだから、見ごたえはたっぷり。ストーリーにも、映画「グランドホテル」のことが取り上げられてるけど、三谷さんもあれがやりたかったんだろうな。その他、メイン・キャスト以外に、ココリコ田中&八木亜希子や、清水ミチコ、相島一之とかのカメオ出演が目白押しです。とは言え、2時間20分は、ちと長すぎかなあ。家でゆっくりDVDで見るならともかく、こういうコメディータッチのものは、映画館で見続けるのは結構苦労なんだよな。ところでタイトルの「THE」が英語になってるのは、「ザ」と「ジ」とどっちの読みにするか迷ったから、とか???