「モンティ・パイソン」と言えば、泣く子も黙る、イギリスのコメディ・グループですね。メンバーは6人で、グラハム・チャップマン、ジョン・クリース、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペリン。1969年にBBCで放送が始まった「Monty Python's Flying Circus(邦題「空飛ぶモンティ・パイソン」)」の脚本・出演・演出を行なったのが彼らなのです。開始
直後は深夜放送だったのが、たちまちの人気でゴールデンに昇格。テレビシリーズは45話、映画4本、たくさんのレコード、本などを送り出してきたのです。映画「ホーリー・グレイル」はニュー・ヨーク・ブロードウェイでミュージカル化されて(「モンティ・パイソンのスパマロット」演出・マイク・ニコルズ)、今年のトニー賞を受賞するなど、現在においても彼らの存在は大きい訳です。もちろん、日本にもモンティ・パイソン・ファンは多いらしく、先週末、川崎のクラブ・チッタで、モンティ・パイソンの歌に関するイベントがあったので行ってきました。タイトルは「谷山浩子 with ケラ meet MONTY PYTHON」。文字通り、シンガー・ソングライターの谷山浩子と元有頂天のKERAのジョイント・ステージ。会場には椅子がセットされて、落ち着いた雰囲気。開演前にはビデオで「空飛ぶモンティ・パイソン」が上映されていて、会場のあちこちで笑いが聞こえる。でイベントそのものは。寸劇あり、トークあり、谷山浩子ステージあり、KERAステージあり、での2時間。たぶん、モンティ・パイソンの曲は10曲くらいかな(アンコールも含めて)。「中国人が好き」、「フィンランドの歌」、「ランバージャック・ソング」、「デニス・ムーア」、「ギャラクシー・ソング」、「人生の明るい側」、「クリスマス・ソング」
なんてとこでしたね。そうだ。ラトルズも歌ってたな。「アウチ!」とか。なかなか、濃い内容のステージで大満足。さて、モンティ・パイソンの中で今では映画監督として活躍しているのが、メンバー唯一のアメリカ人であるテリー・ギリアム。「未来世紀ブラジル」も「フィッシャーキング」も「12モンキーズ」もよかったですよね。近々公開の「ブラザーズ・グリム」も見に行かなくちゃね。