10年前の映画ですが、「ゲット・ショーティ」は見ましたか。エルモア・レナード原作のピカレスク・コメディです。ジョン・トラボルタがイイ感じでワルを演じてる上に、映画界を舞台にしたところが最高の出来でした。今年、ついにその続編が出来ちゃったんです。「Be Cool」。もちろん、エルモア・レナードが原作の上にプロデュースまで手がけてる。主人公は取り立て屋から映画プロデューサーに転進した男、チリ・パーマー。トラボルタ健在です。今度の舞台は音楽業界。彼が手を組む音楽プロデューサーはユマ・サーマン。おお、「パルプ・フィクション」のコンビじゃないですか。さらに、ハーベイ・カイテル、ザ・ロック、ダニー・デビートが絡む。前作同様、いろんなカメオ出演もあるんですが、それよりも音楽業界ということで、エアロ・スミスのスティーヴン・タイラーが本人役で出演し、ブラック・アイド・ピーズやセルジオ・メンデスも出てきちゃうんですよ。いやあ、面白かったな。ストーリーもばっちりで、どんでん返しありのコン・ゲーム・ムービーとしても楽しめます。「パルプ・フィクション」さながらにジョンとユマが踊るシーンもあります。
そこでユマに「踊れるの?」と聞かれたジョンが「ブルックリン生まれだぜ」と答えるとこなんざ、「サタデー・ナイト・フィーバー」のペンキ屋トニーとダブらせちゃいますよ。とにかく、シャレた映画です。DVDで「ゲット・ショーティ」見直してから、行きましょう!!