、
恵比寿にある創作フレンチの「月夕堂」はユニークな存在で、実は有名なお店。創作、というと胡乱な感じがするだろうが、すでに開店8年を迎えたこのお店はそこいらのダイニング・バーとは一線を画す。基本的にシェフの広瀬龍一さんが一人で料理をつくるスタイルでやってきて、手軽で期待を(いい意味で)裏切る品揃えで人気の様子。いつ行っても、若い女性で席が埋まってます。メニューは、3800円と4700円のプリフィクスが中心。5000円から8500円の幅でシェフのおまかせも予約可。アラカルトの注文にも対応している。この日は、4700円のコースにした。アミューズはグラスに入ったかぼちゃのスープ。前菜2つとメインが選べるので、フォアグラのムースと鮎のポワレ・
うるかのリゾット添え(左下の写真)、仔羊のスネ肉のベルモット酒煮込み・ローズマリー風味をチョイス。どれも美味。特にお気に入りが蓼酢の風味
も薫る鮎の一皿。リゾットも苦美味しいです。前菜の前に出てくるアミューズ・ブーシュも楽しくて、トマトのジュレかコンソメ・ジュレが選べます。これに、デセールとカフェがついて、このお値段なのだからお徳です。ある意味、恵比寿の隠れた名店かも…。