「スター・ウォーズ エピソードⅢ シスの復讐」を見ました。ってもう、7月のことなんだけど。なんどなく感想を書けなかっただけです。本当のところは、とても良かった。シリーズ6部作のケリをつける重要な作品として、よく出来ている。あの第一作であるエピソードⅣにつながるⅢだけにすべての糸が解けて繋がるとはこんな感じなのでしょうか。ルークとアナキン、ダース・ベイダー、オビ・ワン、レーアと様々な登場人物が繋がって、一つの大きな輪になるんだよなあ。それにしても、第一作を見た時の興奮は忘れられないですね。まず最初に「遠い遠い昔、銀河の果てで」というフレーズで始まるところがカッコいい。普通SFで宇宙船が出てくるんだから、当然未来の設定と思うところを昔の話にするセンス。さらに登場する宇宙船に中古があったりして、汚れている設定。当時の感覚としては、SFの未来機械はみんなピッカピカじゃないといけない雰囲気だったんですよ。それをひっくり返す、ルーカス。何度も舌を巻いたもんです。その精神は6作すべてに継承されながら、スケールを拡大し、SFXの進化も取り入れて、シリーズ完結を迎えたのですね。キャリー・フィッシャーはちょっとおブスだったけど、マーク・ハミルも、ハリソン・フォードも、アレック・ギネスも、ユアン・マクレガーも、ヘイデン・クリステンセンも、ナタリー・ポートマンも、それぞれ良かったし。劇場で6作イッキ見は、無理だろうから、DVDでまた見返そうかなあ。
あちこちで書かれてはいますが、「シスの復讐」には、ブッシュのアメリカに対する批判ともとれるメッセージが散りばめられていて。それがヒットするというのが、アメリカの凄いところなんだよなあ。