ジャック・ジョンソンと言えば、元サーフィンのチャンピオンからミュージシャンに転向して、イージーリスニング系サーファー・ミュージックの旗手の座を射止めた大スターである。なにしろ去年のフジロックでの来日以来、人気急上昇で、今年はついに単独日本公演ツアーを敢行。全公演ソールドアウトというから畏れ入る。雑誌「AERA」の表紙も飾って、ちょっとしたブレイク状態です。そのジャック・ジョンソンがトミー・ゲレロと組んで映画のサウンド・トラックに参加したのが「Sprout」。
実はこの映画のために結成された「Sprout house band」のシークレットライブが都内で行なわれていたんですね。まあ、ジャック・ジョンソンの来日に合わせて企画されたのだろうけど。で、そのライブCDが先号のブルータスに付いていたのをご存知の方もいるでしょう。先週末から公開されたこの映画のサントラがナイスです。トミー・ゲレロ、ジャック・ジョンソン以外に、トータスほかシカゴ音響系アーティストが多数参加していて、ただのアンビエント系じゃあありません。