「SIGHT」に続いて「QUICK JAPAN」もマンガ特集だ。昨日も書いたとおりだが、こちらは、まるで異なったアプローチ。題して「マンガ最前線」。取り上げたマンガ家も、ハロルド作石、かわぐちかいじ、浦沢直樹、岩明均、安野モヨコ、奥浩哉、羽海野チカ、古谷実とまさに「今」なメンバー。そこに、江口寿史、森達也、竹熊健太郎なんてメンツが絡んでくるんだから、ホントに「QJ」的な特集である。もともと「QJ」は、赤田編集長時代から「消えたマンガ家」なんて企画もやってたし、井上三太やしりあがり寿なんかの連載もあった。今だって漫☆画太郎が描いてるし。アトムが表紙の「SIGHT」と対照的に、こちらの表紙は「BECK」のコユキだ。以前に比べると、メジャー志向が強い最近の「QJ」だが、これでもかこれでもかと詰め込んでいく感じだけは残っていて、まあ満足。今月のこの2冊を熟読すれば、60年代からのマンガのストリームを理解しつつ、現代の最先端も分かるということですね。なんか、猛ー烈にマンガが読みたくなってきたなあ。今晩は酒を休んで、マン喫に篭ってみるか? 未読の「ヒストリエ」「GANTZ」あたりを一気読み、何時間かかるかな。