見ました。3Dで! この映画は、3Dで見るしかないでしょうね。新宿バルト9では、満席でした。眼鏡の上からでもかけられる3D用グラスを受け取って。オープニング・タイトルから、文字が浮いてます。最初のうちは、多少違和感あったんですが、次第になれると映像の立体感に包まれていく感じです。誰かが、3Dは吹き替えの方がよい、と言ってましたが、確かに字幕を追うのがちょっと煩わしかったかな。ストーリーは、近未来が舞台で有用な貴金属を埋蔵している星・パンドラを地球人が征服しようとするお話。パンドラにはナヴィという種族が住んでいるんですが、彼らを手なずけるために、人間がナヴィと人間を組み合わせて作った肉体(アバター)を人間の意識でコントロールするところから始まります。このパンドラという星のデザインが綺麗でね。森が光ったり、不可思議な動物たちが棲息していたり、鳥に乗って空中飛行したり、と美しい映像が3Dで繰り広げられるんですね。もう、どこが実写でどこがCGなのか、全然分かりません。制作するのって凄い苦労だったでしょう。最終的には、主人公がナヴィの女性に恋をして、人類にはむかうという展開なんですが、そこらへんもまあ、感情移入は出来る感じですね。見終えて、なにかが残るという映画ではありませんけど、3D映像を含めてエンターテイメントとしては最上の出来なのではないでしょうか。僕は眼鏡をしてるんで、さすがに2時間半の映画最後の方では、ちょいと鼻梁が痛くなってきましたが、それほど苦しいという訳でもありませんでした。前半では、槍がこちらを向いてくるとか、いかにも3Dな映像もありましたが、最後は十分楽しめたと思います。こればっかりは、映画館の大きなスクリーンで3Dで見ないとNGでしょう。いくらブルーレイでも、立体には成りませんからね。これからは、3Dが主流になるのかもしれませんが、あの専用グラスなしでは成立しないんですかね。そこいらが改善されたら嬉しいな。